ミスターSの本棚

ドバイの憂鬱   宮田律

(ミスターSです)


ドバイと聞いてすぐに思うのは最近竣工した
高さ820メートルの「ブルジュ・ドバイ」である。
東京タワーの2倍以上の高さであるから驚く。
まさに富の象徴である。

このドバイがリーマンショックで暗転したのだ。
動産バブルがはじけ投資家は大損している。
以前テレビで、イランの投資家がドバイの
オフィスビルに投資し大儲けしている報道があった。

その夢は吹き飛んでしまったのである。

著者は中東の専門家としてデータを駆使して
経済・政治の分析をしている。

中東は石油のみならず天然ガス豊富である。
日本にはない強みである。

今後湾岸諸国がどういう展開になるのか。
日本にとって経済的にっ重要な湾岸諸国との関係
発展させることは経済安全保障の面から大事である
と述べている。

ドバイの憂鬱 (PHP新書) (新書)






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テーマ:今日の一冊 - ジャンル:本・雑誌

さおだけ屋はなぜ潰れないのか?   山田真哉

(ミスターSです)

副題に「身近な疑問から始める会計学とある。
公認会計士が書いた会計学的な視点、考え方を
書いてある本である。

題名の解説はこうである。

著者は二つの疑問を持ったと言う。
①さおだけという商品そのものに需要がない。
②わざわざさおだけ屋から買うメリットもない。

それなのになぜさおだけ屋は続いているのか。

2本で1000円のさおだけを売りに来たが
1本5000円の高級さおだけを買った。
さらに、物干し台の危険を指摘され、修理も依頼した。
費用は10万円かかった。

要は、客単価が大幅アップしたのだ。
売上とは客単価×客数である。
また、利益とは売上-費用である。
さおだけ屋はしっかり利益を上げているのだ。

在庫が少ないとなぜいいのか。
回収が現金であるとなぜいいのか。

会計学で言うところの
・資金繰り
回転率
キャッシュ・フロー
等を分かりやすい事例で解説している。

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書) (新書)



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家庭で行う正しいエコ生活   武田邦彦   講談社

(ミスターSです)

ミスター昨今の一番のキーワードは「エコロジー」である。
我々の身の回りの商品も「エコロジー」機能が搭載されたものが
多くなってきた。

企業にとってはエコロジー商品は「売れる商品」で
「エコロジー」が最大の「販促」になり、一方ユーザー
にとっては環境への貢献満足をもたらしている。

いわゆる「エコロジー」は全て善で
反エコロジー的なものは全て悪であるとの風潮すらある。

今までの著書で「環境問題ウソ」を訴え続けている
著者は我々が行っている「エコ生活」の徹底検証をしているのだ。

質問形式で分かりやすい。

例えば、ペットボトルリサイクル

1本のペットボトルをリサイクルすると新しく石油から作る時の
3倍以上の石油を使っている。
つまり、そのまま燃やした方がはるかに環境にイイのである。

コストはどうか。

キロ当たり400円の回収費用が発生し、業者に30円で売っている。
莫大な税金が使われている。

皆さんこんなこと知ってましたか。

「エコ生活」がいかにエコに反しているか。
事例満載の本である。

完全理解版 家庭で行う正しいエコ生活 (単行本)





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お詫びの達人  堀井孝英  日東書院

(ミスターSです。)

この複雑な世の中に生きている以上「お詫び」をしなければならない
場面は多々ある。誰でもが経験していることである。

お詫びには「私生活上でのお詫び」と「仕事上のお詫び」がある。
本書は、後者を取り上げている。

自分に落ち度がなくても「お詫び」をしなければならない場面もある。
理不尽に泣くこともある。

対応によっては、うまく収まるものも、とんでもないクレームに発展する
ことだってある。

本書では、小売業レストランをはじめ、さまざまの場面で起きた
「お詫びの事例」が紹介されている。

客側の「良し悪し」や「過失のあるなし」は置いといて、
とにかく起きてしまったクレームに対応する「お詫びのしかた」
としては参考になる。

お詫びの達人 ~基本の(き)~ (単行本(ソフトカバー))



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ブラックマネー   須田慎一郎   新潮社

(ミスターSです)

副題に「20兆円闇経済」が日本を蝕むとある。
ズバリ、暴力団マネーのことである。

いわゆる経済事件の報道を耳にすると何かすっきりしない
思いにさせられることがよくある。

事件の裏に「黒い勢力」がある場合は特にそうだ。
暴力団のマフィア化といわれて久しいが、
ますます巧妙になってきている。
いわゆる「フロント企業」の存在である。

カネは世界中を駆け巡る。
「黒いカネ」もいつしか「白いカネ」にすり替えられる。
いわゆるマネーロンダリングである。

カネを通じて闇社会との接点ができ、やがて食いつぶされていく。
こんな事例が多く取り上げられている。

ブラックマネー―「20兆円闇経済」が日本を蝕む (単行本)



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統計数字を疑う なぜ実感とずれるのか   門倉貴史   光文社新書

(ミスターSです)

平均寿命の伸びと乳児死亡率の関連は誰で知っていると思う。
乳児死亡率の高い発展途上国は平均寿命は短い。
しかし、これは統計上のことで、発展途上国の人が長生きできない
ことではない。

男性の初婚年齢は25年前と同じだそうだ。
結婚しない人あるいは結婚できない人が増え、昨今の「婚活ブーム
を見ていると実感とズレがある。理由はこうだ。
初婚年齢の統計には「結婚していない人」は含まれないからである。

よく耳にする「経済効果」についても触れている。
クールビズの経済効果は?
確かにカジュアル衣料の売上は伸びるが、値段の高いスーツネクタイ
売上が伸び悩むマイナス効果も大きい。

これらは一例にすぎないが世の中には統計数字がたくさんある。
そもそも統計数字は、前提や対象範囲の設定如何で数字は
大きく変わってしまうのだ。

統計数字を鵜呑みにするのではなく常に疑うことで統計数字に対する
センスが磨かれると述べている。

統計数字を疑う なぜ実感とズレるのか? (光文社新書) (新書)



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生命の暗号2   村上和雄   サンマーク出版

(ミスターSです)

副題に「あなたの思いが遺伝子を変える」とある。

遺伝子と聞いて思いつくのはDNA
アメリカは2000年にヒトゲノムの完全解読を宣言している。
ゲノムとは遺伝情報全体のことで、いわば設計図である。

我々、素人からみると、これで遺伝情報のすべてが分かったのかな
と思いきやそうではない。

文字列が分かっただけで、それが何を意味しているか分かっていないのだ。
分かっているのは5%で後の95%はブラックボックスである。

著者はこのゲノムの不明部分に注目しているのだ。
「生命の不思議」「生命の神秘」を解く「暗号」が書かれていると言っている。

「心の持ち方」や「環境」を変えるだけで驚くべき能力を発揮した例など
眠っていた遺伝子がONになった証拠である。

しかし、そのメカニズムは分かってはいない。
人間の眠っている能力は巨大である。
遺伝子がONになる生き方も教えてくれる人生哲学の本でもあると思う。

人間をはじめこの世に存在する生命、これを設計している遺伝子
さらには宇宙の存在、成り立ち、どれをとっても人知を超えている。
だが、根は同じで何らかの「意思」があるように思える。

著者は「サムシンググレート」と言っている。

生命の暗号2 (サンマーク文庫) (文庫)



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環境問題はなぜウソがまかり通るのか3   武田邦彦   洋泉社

(ミスターSです)

衝撃的なタイトルである。
3とあるようにシリーズ3冊目である。
本書は3つのことを取り上げている。

地球温暖化が怪しい根拠
矛盾だらけの循環型社会
ウソがまかり通る本質

一般市民は環境問題に関する知識はもっぱらマスコミ報道
から得ている。
一方、著者は科学者で一般市民が知らない情報も知る立場
にある。

二酸化炭素地球温暖化の原因ではないと解説している。
太陽活動との相関があり、温暖化の有力な原因である。

スーパーレジ袋追放して専用ゴミ袋を使うことで
レジ袋のりユースを阻止しているのでCo2の削減にはならない。

プラスティックは殆どりサイクルされていない。

リサイクルせず日本中自治体が新鋭の焼却炉ゴミ焼却
していればゴミ問題はなくなる。

これらはほんの一例である。
本書に対しいろいろ批判もあるようだが、環境に関心のある人は
一度は目に通してほしい本である。

環境問題はなぜウソがまかり通るのか3 (Yosensha Paperbacks) (ペーパーバック)



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大不況で世界はこう変わる    榊原英資  朝日出版社

(ミスターSです)

2008年の秋に発生したリーマンショックで100年に一度と言われる
大不況に突入してしまった。

これは何を意味するのか。
一つにはアメリカ金融システム崩壊である。
いわゆる投資銀行ビジネスモデル、借金をして巨大なリスクを取りながら
資産を拡大する手法「投資ファンド」の崩壊を意味する。

もう一つは、20世紀型の資本主義終焉である。
大量生産・大量消費の時代の終わりである。

今我々が経験している不況は決して景気循環的なものではないと直感的に
思っている人は多いいのではないかと思う。
著者は、世界が大きく変化し「21世紀へのパラダイムシフト」が起きて
いると主張している。私も同感である。

著者は、元大蔵省財務官で経済のみならず歴史にも精通しているので説得力
がある。

パラダイムシフトはなにか。
環境・自然・健康・安全がキーワードだと言っている。
オバマ政権の「グリーン・ニューディール」に象徴される。

また、日本のあるべき姿として「日本回帰」を主張している。
江戸時代の権力・統治体制を理想に掲げグローバルポストモダンを主張して
いるところが面白い。

現在、我々は大きなパラダイムシフトの真っただ中にいるのだということを
分からせてくれる本である。

大不況で世界はこう変わる! (単行本)





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改革はどこへ行った?

(ミスターSです)

 最近、竹中元大臣と亀井現大臣の対談がよくテレビで放映される。視聴率がいいのか、勝間対香山の対決と竹中対亀井の対決が一番面白いのだろう。

 ところで、その小泉時代の改革はどこへ行ったのだろう。この不思議に答える本が出版された。早速買って読んた。竹中平蔵氏の本である。そしてこの疑問が解けた。以下その要約を記す。

 今の日本はリーマンショックでも一人負けしている。小泉内閣時代以後の内閣で転落が始まった。GDPや株価など数字が示している。小泉時代は改革を行って、この期待感もあり、景気が上向いた。しかし、その後族議員や官僚が復権し、経済の自由度が減少、景気が悪化した。
 格差などは小泉内閣時代には減少している。郵政民営化は半民営化利権者には好都合である。百年に一度の隠れ蓑で官僚は規制を張り、予算も使い放題だ。

 日本経済の立て直しはできる。①法人税減税、②ハブ空港・オープンスカイ、③東大民営化、④農地法の改正、⑤インフレ目標が5つの具体策である。しかし、これ、誰がやるのだろう、ふさわしいリーダーが現れて来るのを期待する・・

「改革」はどこへ行った?―民主党政権にチャンスはあるか― (単行本)




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このブログはミスターSと、その仲間で読んだ本の所感等を書いています。私ことミスターSはフォトリーディングという特技で、1年間に365冊以上の本を読むようにしてます。このブログを読んで、気になった本があったら、ぜひ読んでみてください。

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